2010-01-01から1年間の記事一覧

ミツバチの大量失踪の原因

Mullin CA, Frazier M, Frazier JL, Ashcraft S, Simonds R, et al. (2010) High Levels of Miticides and Agrochemicals in North American Apiaries: Implications for Honey Bee Health. PLoS ONE 5(3): e9754. 2007年2月に顕在化したミツバチの大量失踪…

熱帯林の種多様性に関するJansen-Connell仮説の実験的検証

Mangan SA et al. Negative plant-soil feedback predicts tree-species relative abundance in a tropical forest. Nature 466: 752-755. 5 August 2010 熱帯林における高い種多様性がどのようにして保たれているかという問題は、生態学の中心問題のひとつ…

Newsletter 第6号発行

アジア保全生態学GCOEのNewsletter第6号が発行されました。 今回はコアサイトの1つ、屋久島の紹介です。Newsletterのダウンロードはウェブサイトhttp://sites.google.com/a/conservationecology.asia/main/top/newsLetterからどうぞ。(川口)

オピニオン論文

当COEの矢原代表とDIVERSITAS研究者とのオピニオン論文が、Current Opinion in Environmental Sustainability (http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/718675/description#description)にてオンラインでアクセス可能となっており…

新大学院生オリエンテーション

今日、箱崎キャンパスで大学院生向けのGCOEオリエンテーションがおこなわれました。まずリーダーの矢原教授からGCOEプロジェクトの概要とカリキュラム、さらに各コアサイトで行われる実習の紹介がありました。次に事務員の安益さんからRA雇用についてのご説…

個体間変異が多様性を維持する(by矢原)

階層ベイズ法を駆使した森林生態学研究で有名なJim Clark博士が、サイエンス2月26日号に下記の論文を発表しました。 Clark JS (2010) Individuals and the Variation Needed for High Species Diversity in Forest Trees. SCIENCE 327:1129-1132. 古典的な競…

Newsletter No.3発行

はじめまして、特任スタッフの加治佐(カジサ)です。 大変遅くなってしまいましたが、本日、Newsletter No.3を発行しました。今回は9月のカンボジア調査について掲載しましたが、それ以降にもたくさん調査(屋久島、太湖、カンボジアも)が行われているの…

カブトガニを守ろう!

はじめまして、GCOE特任の西田です。 昨日(2/21)はカブトガニを守る会・福岡支部総会に参加しました。実は支部の事務局を担当しています。昔は本当にたくさんいた(らしい)カブトガニですが、ほぼ全ての生息地において激減・・・いまや絶滅危惧種として環境省…

bioGENESIS国際プロジェクトオフィス(矢原)

三村さんは、パリのDIVERSITAS本部を滞在中です。今日は、三村さん、DIVERSITAS事務局員のAnne-Heleneさん、オーストラリア博物館のDan Faithさんと午後6時から、電話会議をしました。Teleconというシステムを使うと、複数の通話者が同時に会話できるのです…

パリの三村さんらと電話会議

ボトムアップとトップダウン:分野間連携の進め方(矢原)

九大・東大合同シンポ、国際シンポの準備・運営、ご苦労様でした。参加者の感想はどうだったのでしょうか。せめて講演者には、アンケートで感想と今後への意見を聞いてはどうかと思います。 シンポ期間中の討論を通じて、いろいろなことをやっているが全体が…

合同シンポ・国際シンポを終えて

ホームページ ベータ版 完成

アジア保全生態学の公開ホームページを完全リニューアルしました。http://conservationecology.asiaとりあえずベータ版ですが、どんどん更新してください。 無料のGoogleサイトでここまでデザインできるとは、、、驚きです。 クラウドコンピューティングがは…

屋久島でのヤッコソウ調査

はじめまして、GCOE特任助教の川口利奈です。このブログでは、アジア保全生態学GCOEの活動の一部である調査や実習の様子もご紹介する予定です。そこで、今回は本GCOEプログラムのコアサイトの1つである屋久島でおこなっている調査の一例に触れたいと思いま…

ウェブサイト更新中

「アジア保全生態学」のウェブサイトには、メンバーズサイト(非公開)のほかに、日本語と英語の公開サイトがあります。いずれも、Google siteの機能を利用して、無料で作成しています。 日本語の公開サイトは、コチラ→http://sites.google.com/site/asiahoz…

伊都キャンパスで特任スタッフ会議開催中

特別セミナー

今年最初のCOEセミナー(1月7日)は、舘田研究室の取りまとめで、ウプサラ大学(スウェーデン)進化生物学センターのMartin Lascoux博士と、森林総合研究所・森林遺伝学研究領域の津村義彦博士という豪華な顔ぶれでした。お二方とも、森林樹木種を主な対象と…

森・川・海をむすぶプロジェクト

一泊二日で屋久島に出かけてきました。主目的は、ヤッコソウの種子散布の観察でしたが、今日の午後には一湊川に出かけて、ヤクシマカワゴロモを見てきました。かなり速い流れの中で、沈水状態で花を咲かせているのには驚きました。ユスリカの幼虫と思しき線…

屋久島からの帰路